顔の皮膚を切って縫い縮めることで皺を取る手術です。しかし単純に縫い縮めただけでは、すぐに皮膚が伸びて効果がなくなってしまいます。
フルフェイスリフト手術ではまず、こめかみ部分から耳の前の溝に沿って皮膚を切開します。皮膚下には、SMAS(耳下腺浅筋膜)と呼ばれる薄い筋肉の層があります。
SMASは顔の表情筋と連動しているため、皮膚と一緒にSMASを引っ張りあげることで、長期間のリフティング効果が期待できるのです。個人差はありますが、一般的には約10年間程度は効果が持続します。
手術時間は2時間半から3時間くらいで、術後は少し休んでから帰宅していただけます。
手術から約1週間後に抜糸をします。傷跡は、1ヶ月から半年程度はピンク色になっていますが、徐々に目立たなくなります。